悪夢から1年
あの悪夢のような一日から今日で1年。
今現在いわきで仮設住宅を建てているのも何かの縁なのかなと思います。
去年は郡山と福島で仮設住宅を建てたのですが、初めて郡山で仮設住宅を建てる事が決まった時に、仮設住宅を建てなきゃいけないと言う非常事態に複雑な思いがあった事を思い出しました。
でも思い返すと、今回のいわきの仮設住宅の仕事が決まった時は、正直言って「数ある仕事の一つ」でしかありませんでした。
会津は被害が少なかったので、1年経った今となってはあまり現実味が無いのかもしれませんが、人間の記憶って自分の身近に被害が無い自然と風化されてしまうんだなと・・・・
考えてみると、東日本大震災での死者数は今現在で約1万6千人ですが、広島と長崎の原爆での死者数は20万人以上です。
震災は自然現象なので逆らえないのかもしれませんが、原爆は人間が行った事。
東日本大震災より10倍以上も多い人が亡くなっている(殺された)のに、67年も経ってしまうと、原爆が投下された日のイベントの時位しか思い出したりしない訳です。
ただ、人間はいつまでも悲惨な出来事を考えてては生きていけないのかもしれませんが・・・・
震災も恐ろしいですが、原爆という最悪な兵器を作る人間も、使う人間も怖いし、それを時が経てば忘れてしまう人間も怖いなと思った次第です。
まぁどんな悲劇も時が癒してくれるとも言えますが。
震災後1年の今日の名言
命があるのなら、希望はいくらでもある。
byセルバンデス
命あってこその災難です。と、被災してない自分が言う事は簡単ですが・・・・
最後に、去年の震災で被害にあった皆様に心よりお見舞い申し上げます。