会津の注文住宅・リフォーム工事の設計、施工、不動産情報|田辺工務店

work-banner10
work-banner11
work-banner9

オール電化と原発

 ちょっと工務店として無視できない記事があったので。

 以下は読売新聞の記事です。

                                                             

(東京電力が、給湯や調理などすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」の普及を推進してきたことが、今回の電力不足に拍車をかけている。

 この3年間で戸数が倍増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロ・ワット分の電力消費能力が増えた可能性がある。東電は、東日本巨大地震後、計画停電をせざるをえない状態で、オール電化の普及策は抜本的な見直しを迫られている。

 東電によると、管内9都県のオール電化戸数は2002年3月末時点で1万3000戸だったのが、08年3月末に45万6000戸になった。10年末には85万5000戸に倍増した。「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる」とアピールし、電気料金の割引を適用してきたが、急速な普及策が裏目に出た形だ。)

                                                                

 記事の通り、今の住宅の流れは完全にオール電化住宅が主流で、自宅もオール電化であり、田辺工務店でもここ5年間で新築した住宅は90%近くがオール電化です。

 会津は東北電力なので、記事にある東京電力とは数字の違いはあっても流れは同じだと思います。

 今回の福島原発の事で、原発がひょっとしたら地震や津波よりも恐いかもしれないと感じ、今後も増えるであろうオール電化住宅が原発有きの話しであれば、国も電力会社も住宅を建てる業者も建て主さんも色々と考えていかなければいけないのではないかと。

 自宅がオール電化なので今回の震災により各地で灯油不足の中、全く暖房で悩まされることもなく、オール電化の良さを身に染みて感じましたが、今後電気自動車やプラグインハイブリットも増え、増々電気に頼る生活が予想され、原発を増やさないとオール電化住宅を維持できないのであれば、少々考えを変えて行かなければいけないかもしれませんね。

 オール電化は良いけど、原発は要らないでは済まされないので。