昔の技術
消費税増税が正式に決定し、これから先の事を考えると悩みが尽きないのですが、お客様の所に行ったら、「そんなに先の事まで考えても意味ないんだから、目の前にある仕事を一つ一つこなしなさい!!私もできる限り協力するから!!絶対に大丈夫だから!!!」と
どういう根拠で大丈夫なのかはわかりませんが、ちょっと気持ちが楽になりました
本当にありがたい事に消費税増税の事など吹き飛ぶような忙しさで、今日だけで仕事の依頼が3件
たぶんこれ程の忙しさは、自分のこれから先の人生において無いと思います
そんな忙しさの中今日は3件の現場を回り、先週から始めた外部改修工事の方では、今日から塗装屋さんと左官屋さんが入りました
新築工事の現場の方では外壁工事中
落ち着きのある外観になると思います
昨日から始まった蔵の屋根の改修工事では、人員を増やして引き続き解体工事中
それにしても凄い小屋組みです
何でも黒船来航の時に建てた蔵みたいですが、構造を見てると昔の大工さんの技術力の高さを感じます
現在の建築は住宅性能も上がり、道具や機械は昔からかなり進化していると思いますが、こういった昔の建物を見てると道具や機械が進化した分、現代の大工さんの技術はかなり退化しているように思えてきます
恐らく技術力のある団塊の世代の大工さん達が抜けてしまう10年後には、こういった蔵を直せる大工さんはほとんどいなくなるんじゃないかなと思うので、10年後でも蔵を直せるような大工さんを、技術や知識が豊富な大工さんが元気な内にしっかりと育てておきたいと思います