会津の注文住宅・リフォーム工事の設計、施工、不動産情報|田辺工務店

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カビについて

 築30年程のお客様からカビで相談を受けていたので、今日はカビについてのお話をします。

 カビを語る上で欠かせないのが結露です。この結露によってできた水分によりカビが生え、しいてはカビを餌にダニが繁殖し、ひどい場合には白蟻にも繋がって行く事となり、人体にとっても、建物にとっても良い事はありません。

 簡単に説明すると結露とは、空気中の水蒸気(湿気)が冷やされる事によって発生します。

 よって結露に必要な条件は、水蒸気(湿気)と温度差という事になるので、湿度と温度の管理によって結露は防ぐ事ができます。

  結露対策の為ではありませんが、平成15年7月以降に新築された建物に関しては、シックハウス対策に係る法令により、24時間換気(1時間に半分の空気を入れ替えるように設計)が義務付けになっていて、この24時間換気をしっかり行ってれば、空気を流す事によりある程度の結露を防ぐ事ができます。

 ただ寒い地域では24時間換気により、寒くなる事と電気代がかかる事で、せっかく付いている24時間換気システムを切っているお客様が多く見受けられるのが実情です。

 築年数が経過していてる住宅で、結露やカビに悩まされてるお客様は、お金はかかってしまいますが、暖房器具を変える(石油から電気へ)事、断熱性能を上げる事、換気をしっかりする事で対策する事ができると思います。

 これから新築をお考えの方は、自分や家族の健康の為にも、建物を長持ちさせる為にも、結露の無い家を建てて下さい。

 新築の家でも既存の家でも一番安上がりな結露対策は、湿度計を置く事です。湿度計をまめにチェックする事によって湿度に対しての意識が高くなり、湿度をコントロールできるようになると思います。