シビアな作業
昨晩は会社と業者さんとの新年会で、一泊で芦ノ牧グランドホテルに
鮑の踊り焼に、フグ刺しに、蟹刺しに、伊勢海老に、マツタケに、すき焼きにと豪華料理で、美味しく楽しい宴会でした
いつも思うのですが、鮑もフグも伊勢海老も蟹もマツタケ等の高級料理は文句無しに美味しいけど、何故か毎日食べたいとは思わない
たまに食べるから美味しいのかなぁと
そう思うと感動する程の美味しさは無いけど、毎日でも飽きずに美味しく食べられる、納豆や漬物等の庶民食って凄いなぁと
ただ、宴会や美味しい料理を楽しみながらも、浮き浮きできない理由が・・・・・・
それはホテルから帰り、午後から一番シビアな新築工事の金額の打ち合わせが入ってたから・・・・・・・
間取りも決まり材料が決まり見積書を持って行くと、予算を減らす為に必ず何かを削る作業が出てきます
お客様が楽しみにしながらせっかく決めたものを諦めなければいけない作業なので、新築工事をする中で一番シビアで一番辛い作業です
予算を減らすための代替え案も作って家族皆と打ち合わせをしましたが、少々家族喧嘩になりながらも、建坪を減らして建材の質も落として、予算を下げました
予算を削る中で、当然お客様も譲れない部分もあるし、自分にも譲れない部分があり、自分の譲れない部分とは住宅の性能。
例え見栄えが安っぽくなったとしても、住宅性能を下げた家は建てたくない
ただ安ければ良いのであれば、うちじゃなくてローコストが得意な会社に建ててもらえばいい訳で、もし「住宅性能を下げてまで安くしてくれ!」と言われたら、最悪断ろうと覚悟を決めて打ち合わせをしてきましたが、幸いにも自分の思いは理解してもらえました
風邪気味だったのでマスクをして行ったのですが、「風邪だったらちゃんと薬飲んだの?」と言われ、ふと思ったら自宅には薬なんて置いてないし、しばらくぶりの風邪だったので、薬を飲むって言う発想も出てこなかったし、「ユンケル飲んで早く寝て治そうとしたんですけど・・・・・・」と言ったら、「ちゃんと薬飲みなさい!!!」と言われ、風邪薬とゼナをいただきました
そんなお客様だからこそ変な家に住ませる訳にはいかないので、予算があるので大変ですが、少しでもお客様の希望を満たせるように頑張りたいと思います